近年、働き方の多様化につれてフリーランスとして働くエンジニアの需要が年々高くなってきています。
しかし、フリーランスとして働くことに向いている人・向いていない人がいます。ここでは、そんなフリーランスに向いている人・向いていない人を解説していきます。
フリーランスエンジニアとは
フリーランスとは、会社や組織に所属することなく自分自身の技術やスキルを活かして自由に契約を個人で結び、一定の業務を遂行していく人のことをさします。
その分野は多岐にわたり、契約も様々ありますが、一般的には依頼主と契約を締結して契約内容に添って働いていくことが多いです。業種も多くありますがここではエンジニアについて詳しく触れていきます。
フリーランスエンジニアに向いている人
フリーランスのエンジニアとして働くにも、向いている人と向いていない人がいるのが現実です。そこでフリーランスエンジニアに向いている人の5つのポイントを詳しく解説していきます。
人脈形成の得意な人
フリーランスとなり一番難しいことはお仕事を自分でとって来ることになります。いままでの会社で勤めていた時のつながりでお仕事をされている人もいるかもしれませんが、ずっとできるわけではありません。
安定した案件を取り続けるためには人脈が大切になってきます。いろいろな場へと足を運び、多種多様な業種の人たちと交流を持ち人脈を広げられる人ほど、フリーランスに向いています。
向上心があり自己成長できる人
向上心が高い人もフリーランスという働き方は向いています。フリーランスになると何事においても自己責任となります。常にスキルアップを目指し、自ら次なる高みへと向かう人ほどフリーランスという働き方はおすすめになります。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力が高い人もフリーランスという働き方は向いています。フリーランスのエンジニアとなると自分で仕事を取ってこなければいけません。自分がどのような仕事ができるのかを相手に伝えることが大切です。
フットワークが軽く、交流会や集まりに顔を出し、人間関係を作れる人ほどフリーランスという働き方は向いています。
環境の変化に強い人
環境の変化に強い人もフリーランスの働き方は向いています。安定を求めている人には向いていない職種であるともいえます。自分のミスがそのまま自分に跳ね返ってきますので、事業の失敗に繋がってくることもあるからです。
毎日が変化に飛んだチャレンジを進めていくことになります。自分で考え、やりたいことはすべて会社に束縛されることなく自由な発想を仕事に反映させられることがフリーランスの魅力となります。すべてにおいて自由度の高い職種となりますので、何事においても縛られたくない人ほどフリーランスは向いています。
会社勤めよりも高収入を狙いたい人
会社勤めの時よりも高収入を狙いたい人ほどフリーランスという働き方は魅力的に感じることができます。フリーランスの仕事であれば、一つの仕事の単価で決まりますので、自分のスキルや能力が高ければ高いほど高単価の仕事をできるチャンスがあるからです。
会社勤めの場合は仕事や給与もある程度は決まっていますので、劇的に稼げることはほぼほぼありません。給与面ではフリーランスのエンジニアで働くことで自分の実力で会社勤めの時よりも2倍も3倍も稼げることがありますので、高収入を狙いたい人にはおすすめです。
フリーランスエンジニアに向いていない人
フリーランスのエンジニアに向いていない人も中にはいます。下記の項目で何項目か当てはまっている人がいれば起業や独立をしない方がいいです。すこし立ち止まって考えてみるきっかけにしていくことをおすすめします。
コミュニケーション能力が低い人
フリーランスエンジニアの人が仕事を取る際には、相手のクライアントと自分で交渉し、互いに納得した上で契約を結ぶことになります。そのため、相手とのコミュニケーション能力がとても大切になってきます。
今まで会社勤めの方であれば、会社が仕事を割り振ってくれていましたが、フリーランスエンジニアの方は自分自身で仕事を取ってこなくてはならないため、コミュニケーション能力が高ければ高いほど多くの仕事を獲得するチャンスが増えていきます。
営業が苦手な人
営業が苦手な人もフリーランスエンジニアは向いていません。自分のスキルを相手に売り込むことができなければ案件もとることができません。
前職種が、営業の人で多くの契約をとってきた経験がある方にはフリーランスとして自分を相手に売り込むことに関しては問題なくできますが、自分を売ることが苦手な方はフリーランスになる前に営業の仕方についても勉強しておいた方がいいです。
安定した収入を得たい人
月々安定した収入を得たい人にはフリーランスという働き方は向いていません。フリーランスという職業は毎月決まった収入があるわけではなく、収入が0といった月も出てくる可能性があります。
そのようなシビアな世界がフリーランスとなるため、安定した収入を得たい方は会社勤めが向いています。
自己管理ができない人
フリーランスという職種で大事なことは、スケジュールやタスク管理、健康や金銭の管理など高い管理能力が求められます。
一定の期間内に成果を上げなくてはならなく、いつでもどこでも仕事場になりますので自己管理を徹底しなくてはいけません。そのような状況下のなか、健康管理ができない、納期に間に合わないということはフリーランスとして働くことの致命的な欠点となり、クライアントともいい関係を築くことが難しくなります。
これからフリーランスとして仕事をしていきたいと考えている人は、会社で働いているときから管理能力を身につけられるように徹底して動いていくことが大切になってきます。
実務経験が少ない人
エンジニアとしての実務経験が少ない人もすぐにフリーランスとして働くのはやめておいた方がいいです。そのような人がフリーランスとなったとき、高収入な案件をとることが難しく、高い成果も上げにくいと思われるためです。
また、実務経験が豊富であっても、人脈や自分を売る営業力がなくてはフリーランスとして成功することも難しいです。まずは会社員の時から実務経験やスキルを磨き、人脈を広げることをしてからフリーランスになられることをおすすめします。
会社勤めに満足している人
会社勤めに満足している人もわざわざフリーランスに転職する必要もありません。フリーランスに転職される人は収入をあげたい、自分の好きなことをしたいなど何かしらの理由がありフリーランスになります。
そのため安定した収入があり、何も不満がなければフリーランスになる必要はありません。ですが、フリーランスになりたいと思う時もあるかもしれないので、会社員の時からスキルを磨いておくことをおすすめします。
まとめ
フリーランスという職業には向き・不向きが存在します。フリーランスになり何がしたいのかを明確にし、そのためにしっかりと準備してからフリーランスになりましょう。