これからフリーランスエンジニアを目指す人の中には、フリーランスエンジニアはどんなスキルが必要なのか分からなかったり、フリーランスエンジニアになってからも一体どのスキルをブラッシュアップさせるべきなのか、継続的に稼ぎつづけるためにはどうすれば良いのか不安に思っている人も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そんな不安を解消するためにフリーランスエンジニアの必要とされるスキルやスキルアップについてご紹介していきます。是非参考にしてみて下さい。
【目次】
◯なぜフリーランスエンジニアにスキルアップが必要か
◯フリーランスエンジニアになるための基礎的スキルとは
-実務経験
-基本的なプログラミング知識
◯フリーランスエンジニアが更に身につけるべきスキル6選
-ITスキル
-営業力
-自己管理能力
-コミュニケーション能力
-セルフブランディング力
-学習スキル
◯まとめ
なぜフリーランスエンジニアにスキルアップが必要か
フリーランスエンジニアが求められるスキルというのは、昨今IT業界の進化と共に、求められるレベルが日に日に上がってきています。
激しい競争が行われている中で、スキルだけでなく技術や言語の変化についていくこと、それらを習得し続けていくことは絶対的に必要なことです。
特にフリーランスで案件獲得をし続けるためには、自分自身の市場価値を高めてクライアントのニーズに応えなければなりません。
これまで上手くいっていても、常に新しいスキルを身につけていかなければ将来に渡って仕事を得ることは難しくなってしまいます。
クライアント側が高い報酬で手に入れたいと思うのは新しい言語や技術に対応してくれるエンジニアです。
そのためには一度学習したことだけで生きていける世界ではなく、常に情報や技術、考え方に至るまでアップデートしていくことになります。
フリーランスエンジニアになるための基礎的スキルとは
基礎的スキルの中でも、フリーランスエンジニアにとって切り離せないのはITスキルといえます。
基礎的な内容としてあげられるもの5つです。
①プログラミング言語について
②WEBサイトの制作や運営などのWEB関連について
③プログラミング言語のためのフレームワークについて
④システム・インターネットを使うためのサーバーやネットワークなどのインフラに必要な知識
⑤クラウドについて
これらはフリーランスエンジニアとして基礎であり、最低限、仕事を一定レベル以上のスピードと質でクライアントの信頼に応えるためのものです。
エンジニアとして基礎を活かして行う仕事は下記の内容が一般的です。
・基幹システムに関わる業務アプリケーションや家電製品のシステムなど、システム開発に関する仕事
・WEBサービスやゲームなどのサイトやゲーム開発に関するWEB系のエンジニアとしての仕事
・システム、ソフト、ツールといったクライアントが取り扱う製品の運用や監視
・ネットワーク、OS、ハードウェアといったITインフラの設計、運用
その他チームを束ねて動かすことのできるマネジメント力や場合によっては英語などの語学力も必要になる場面もあります。
エンジニアによっても求められるスキルのレベルは様々といえます。
実務経験
フリーランスは自分でフリーランスだと名乗れば成立するわけですが、仕事がなければ生計を立てることができません。
案件を受注できるレベルでいうと実務経験はできれば2年以上と考えましょう。
それ以下とした場合、必要最低限と考えれば1年もしくは、1年相当の技術でも可能ではありますが、2年以上あったほうが安心してフリーランスになれると知っておきましょう。
基本的なプログラミング知識
エンジニアにとってプログラミング言語のスキルは必要不可欠です。
開発システム、アプリケーションによって使う言語は異なることもあります。長期に渡って案件を獲得するために、メジャーな言語スキルは押さえておくべきで、特に主要な言語としてJava・PHP・JavaScript・Pythonです。
最近ではPythonが人気の言語となっており官公庁、民間企業と取り扱われ、高校で教えるプログラミング言語としても認知されてきています。
他にもゲーム開発で有名な言語としてC#があり、フリーランスエンジニアとしてどのような分野を強みとして案件を狙うかで言語習得は変わってくるところです。
フリーランスエンジニアが更に身につけるべきスキル6選
独立したからといっていきなり仕事が沢山舞い込んでくるわけでも、一度仕事がきたからといって、何もしなくても継続した仕事の契約ができるわけでもありません。
フリーランスエンジニアとして生き残っていくためには常にスキルアップをして市場価値を高める努力をしていくことで、日々成長していきます。
ここからはフリーランスエンジニアとして生き抜いていくためのスキルをお伝えしていきます。
ITスキル
フリーランスエンジニアとして最も大切なスキルがITスキルです。フリーランスエンジニアとして新しい案件獲得していくためには基礎的スキルだけでなく数ヶ月ごとに変わりゆく技術を次々と勉強して習得していく人と、そうでない人では圧倒的に差がつきます。
高い技術力で期待通りの結果をだせば、継続的な関係を築いたり今後の受注に繋がります。絶対に外せないスキルでしょう。
営業力
自身のエンジニアとしての強みを把握し、クライアントにアピールすることはフリーランスとして当たり前のこと。
フリーランスになった以上は案件獲得に営業力はセットです。いつでもフットワーク軽く営業するために、自分のスキル、経験、実績をポートフォリオなどにまとめて事前に準備しておくことも大切です。
自己管理能力
全ての仕事について、管理するのはフリーランスであれば自分になります。例えば納期について約束を守れなければクライアントとの信用問題となり、次回の仕事もまわってくることはなくなります。スケジュール管理に加えて事務管理、金銭管理についてもフリーランスエンジニアとして責任をもって管理していきましょう。
コミュニケーション能力
クライアントが変われば、新しい案件の度に初対面の人間と仕事を進めることになります。会社員の時のように同じメンバーと時間をかけ関係性を構築することはできなくなることを覚悟し、現場ごとに限られた時間の中で仕事に必要なコミュニケーションを行っていかなければなりません。フリーランスエンジニアとして、適切な意思疎通をはかり仕事にコミットするためコミュニケーション能力は重要なスキルです。
セルフブランディング力
今の時代、SNSを通じたPR活動は当たり前のものとなっています。
自分から情報発信をすることで人となりが分かり、この人に任せてみたいと継続的な案件が受注できるキッカケになったり、案件単価も交渉しやすくなったりと報酬にまで影響してきます。
学習スキル
仕事をしていく中で継続案件を獲得したり、案件単価を上げていくために学習スキルも大きな部分になります。
エンジニアとしてのITスキルの向上だけでなく、目標達成に向けた達成の仕方、効率の良い学習方法の習得なども含めて考えなければいけません。
実際に価値のあるエンジニアとしてフリーランスとして戦っていくためには、全ての技術力を身につけることは非現実的であり、自分の得意とする領域や需要を見極めて必要なスキルを身に付ける先見の明もその後の報酬アップに大きく関わることになります。
エンジニアとしてのビジョンをもちながら学習することが求められることを覚えておきましょう。
まとめ
ここまでフリーランスエンジニアが身につけるべきスキルについてみていきました。
IT業界は移り変わりが早く、身に付けた知識もあっという間に新しいことが出てきて吸収していかないとついていけないことも沢山あります。
自分自身の軸をもちながら成長して、エンジニアとして魅力ある人材になり市場価値を高めていくことが、これから競争がますます激しくなる業界において必要となるでしょう。