IT業界の発展に伴って、最もニーズの高いエンジニア。その中でもシステムエンジニアの 案件は多くあります。システムエンジニアは、システムの開発に欠かせない重要な存在です。
そんなシステムエンジニアの仕事の仕方やシステムエンジニアの案件・求人を有利にする資格・検定情報などを紹介します。
システムエンジニアの仕事の仕方
クライアントは、システムエンジニアに以下のような案件を依頼します。
- システム開発案件
- システム導入案件
- システム保守・運用案件
システムの開発案件は、新しいシステムを構築するための仕事です。システム導入案件は、依存のシステムに新しい機能を加えることや、新システムに移行する時に担当します。システム保守・運用案件では、既存のシステムの維持・管理に関する業務を行います。
このような案件の取り組み方として「在宅型」「常駐型」があります。
各案件別に特徴などをみていきましょう。
システムエンジニアの仕事:在宅型・案件
在宅型は文字通り、システムエンジニアが在宅で働くパターンです。
システムエンジニアが在宅で働くメリットは下記のとおりです。
- 通勤する必要がない
- 自分のペースで仕事ができる
- 少ないストレスで働ける
- 自由な時間が確保しやすい
通勤する必要がなく、その分の時間を有効に使えます。会社のミーティングなどに時間が取られないため仕事の進め方を自分で設定することが可能です。上司・先輩、後輩など周りの人たちに気を使う必要がなく、ストレスを受けることは少ないでしょう。
自分の好きな時に仕事して好きな時に休めるなど時間の管理がしやすいです。
システムエンジニアが在宅で働くデメリットは下記のとおりです。
- 仕事がスムーズに進まないことがある
- 時間の管理が難しい
- できる案件が限られる
在宅型は一人で気ままに仕事ができるメリットがある反面、仕事に行き詰った時にアドバイスをもらえる先輩などの人がいないため、仕事が停滞してしまうことがあります。自由度が高い分、仕事とプライベートとのメリハリをつけるのが難しくなります。在宅の場合は、サーバーやネットワークなどに関する仕事は不向きです。
システムエンジニアの仕事:常駐型・案件
常駐型は、仕事を発注した企業などのクライアント先に出向き常駐しながら働くパターンです。システムエンジニアが常駐型で働くメリットは下記のとおりです。
- 仕事が限定されない
- スキルアップになる
- クライアントの要求が理解しやすい面がある
サーバーやネットワークなどに関する仕事は在宅ではできませんが、常駐なら可能です。多くのクライアント先で働けるため、在宅よりさまざまなプロジェクトに係われます。
近くにクライアントが居るため、問題や課題に対して素早く対応でき、要求通りの仕事ができやすいです。
システムエンジニアの案件・求人を有利にする資格・検定情報
ここでは、システムエンジニアの案件・求人を有利にする資格・検定についてみていきましょう。
国家資格
システムエンジニアの案件・求人を有利にする国家資格は下記のとおりです。
- ITパスポート試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- システム監査技術者試験
- 基本情報技術者試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
- ITストラテジスト試験
- 情報セキュリティスペシャリスト試験
民間資格
システムエンジニアの案件・求人を有利にする民間資格は下記のとおりです。
- オラクルマスター(オラクル認定技術者制度)
- ITコーディネータ
- VBAエキスパート
- C言語プログラミング能力認定試験
- 統計検定
- Google AdWords認定資格
- Java™プログラミング能力認定試験
- 情報処理技術者能力認定試験
- Web検定 Webプログラマー(Webプログラミング)
- CCNA
資格・検定の詳しい情報を知りたい方はこちらを見てください。
システムエンジニアの 案件・求人一覧
ここでは、「GEEK JOB フリーランス」のサイトでの絞り込みによるシステムエンジニアの 案件・求人一覧の例を紹介します。
案件・求人の絞り込み:言語
Java Objective-C Swiftの言語での絞り込みの例として以下のようなシステムエンジニア案件があります。
- クラウド型モバイルコラボレーションWebサービス開発
- 通信キャリア向け各種アプリ開発ディレクション支援
- 未経験でも挑戦できる!データ分析案件
など。
案件・求人の絞り込み:報酬
Java Objective-C Swiftの言語で報酬40万円〜50万円の例として以下のようなシステムエンジニア案件があります。
- 某大手ガス会社のシステムリプレース支援
- 入札情報サービス開発のフロントエンドエンジニア
- toC向け、新規写真販売システム開発のデザイナー募集
など。
案件・求人の絞り込み:分野
Objective-C Swift の言語で報酬40万円〜50万円のネットワーク分野の例として以下のようなシステムエンジニア案件があります。
- Edtech企業の学習用サーバーバックエンド開発
- クラウド型モバイルコラボレーションWebサービス開発
など。
システムエンジニアの案件・求人に関する情報
ここでは、システムエンジニアの案件・求人に関する情報をみていきましょう。
案件・求人に関する情報:仕事の内容
システムエンジニアの仕事は「ヒアリングと基本設計」、「プログラミング・テスト」、「
導入・運用」が基本です。
<ヒアリングと基本設計>
ユーザーの要求を把握し、要求に従って要件定義し、システムをまとめるための基本設計です。
<プログラミング・テスト>
詳細設計やプログラム設計を元にCやJava、VBなどの言語やフレームワーク、データベース言語などを使ってプログラミングします。
<導入・運用>
エンドユーザの使用によるサポートや機器の不具合への対応、タスクを実行し、問題点のチェック。
案件・求人に関する情報:平均年収
2013年のデータによれば、システムエンジニアの平均年収600万円。
また、システムエンジニアとして15年ほど働いている方は700万円以上得ているようです。
年齢別
20歳~30歳未満:400万円~500万円ほど
30歳~40歳未満:450万円~550万円ほど
案件・求人に関する情報:需要
経験別需要:経験年数が多いシステムエンジニアほど需要は高い傾向
分野別需要:業務系システムの開発・保守・改修とインフラ系の運用・保守・監視、セキュリティ設計・運用の需要が高い
業種別需要:製造系に加えて、金融系、保険系、流通系
案件・求人に関する情報:やりがい
クライアントが要求した通りのシステムを構築した時の達成感です。クライアントの細かい要求を聞きだし、それを現実化させるためのシステムエンジニアとしてのスキルを発揮した時にやりがいが大きくなります。
案件・求人に関する情報:勉強方法
システムエンジニアの案件・求人を得るための勉強は「技術や知識」と「コミュニケーションスキル」です。技術や知識を学ぶにはスクールが理想的、独学なら書籍やセミナーを利用しましょう。コミュニケーションスキルは、現場で仕事をするために早いうちから身につけることが大切です。
まとめ
システムエンジニアが案件・求人を多く得るには、国家資格や民間資格を取得しておくことが大切です。またクライアントと良好な関係を築くためや、仕事をスムーズに進めるためのコミュニケーションのスキルアップも必要と言えます。
IT化が進んでいるためシステムエンジニアは不足し、採用されるチャンスの増加が見込まれるでしょう。