4 プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの違いを知っているでしょうか。ここでは、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの違いを紹介していきます。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの仕事内容の違い
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーは似ている言葉であるため、混同してしまっている人も多いのではないでしょうか。仕事内容も似ている部分が多いため、どうしても混同してしまいやすいです。しかし、それぞれの仕事内容には違いもあります。次に、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの仕事内容をそれぞれ紹介していくので比較してみましょう。
プロダクトマネージャー
プロダクトとは製品という意味がある言葉であり、製品のニーズなどを調べる仕事となります。市場で求められている商品であれば、作れば利益になりますが、世間から求められていない商品を作っても赤字になるだけです。そのため、どのような商品のニーズが高いのかを知る必要があります。プロダクトマネージャーは何を作るかを決め、何故作るのかを知ることが大切です。ちなみにプロダクトマネージャーという役職は最近できた役職でもあるため、認知度は低いです。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーの仕事内容はまず、クライアントからどのようなプログラムを作成するのかを聞き、プログラムの草案などを考えます。それからプロジェクトに参加する人を選んだり、予算やスケジュール管理なども行います。そのため、プロジェクトの総責任者的な存在であり、責任も大きいです。プロジェクトマネージャーはどのように作るかやいつまでに完成させるかが重要な仕事内容になっており、マネジメント要素が強い仕事でもあります。
ちなみにプロジェクトマネージャーを略してPMとなりますが、プロダクトマネージャーもPMであるため、間違えてしまいやすい要因の一つにもなっています。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーに求められるスキル
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの仕事内容は上記で紹介したように違いがあるため、求められるスキルにも違いがあります。そのため、それぞれの役職を目指しているのであれば、求められているスキルを取得するように心がけてみてはいかがでしょうか。求められているスキルがあればそれだけ就職活動を有利に進めることが期待できます。次に、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーに求められるスキルを紹介します。
プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーには優れた洞察力が求められます。洞察力が優れていれば相手が望んでいる商品を読み取ることができ、クライアントにとって理想としている商品を提案することができます。その他にも柔軟な発想力も求められます。柔軟な発想力がないと新しい商品を作ることができにくく、従来の商品から進化した商品になりやすいので、今までにない商品を作ることができない可能性が高いです。
プロダクトマネージャーはニーズに合った商品を作ることが求められるため、常に情報収集をする必要があります。そのため、SNSから情報を入手することはもちろんですが、人脈を活かした情報収集も必要となりやすいです。その他にも質問力も求められやすいです。的確な質問をすることができれば、求めている答えを入手することができ、ニーズを確認できたり、クライアントが考えていることを理解しやすくなります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーに求められるスキルはコミュニケーション能力です。プロジェクトマネージャーはクライアントと話をするだけではなく、プロジェクトメンバーともやり取りをする必要があります。プロジェクトマネージャーはクライアントとプロジェクトメンバーとの間に入る役職でもあるため、双方の意見などを伝える必要もあります。そのため、コミュニケーション能力が無ければ意思疎通することが難しく、プロジェクトがうまく進まない可能性があります。
また、マネジメント能力も必要とされます。エンジニア関係のプロジェクトマネージャーの場合はエンジニアとは大きく仕事内容が異なり、初めて求められるスキルでもあるため、資格などを取得してマネジメントに対する知識を身に付けなければなりません。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーで共通していること
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーは仕事内容が違いますが、共通していることも多くあります。例えば、それぞれ責任が大きい仕事であることです。プロダクトマネージャーは製造する商品のニーズをよく確認しなければ、製造しても利益にならない状況になってしまうこともあります。プロジェクトマネージャーはクライアントが求めている商品を作ることができなかったり、納期に間に合わないと信頼を失ってしまいかねません。
また、それぞれの仕事にはコミュニケーション能力が必要になる共通点もあります。そのため、コミュニケーション能力がなければ、どちらの役職でも仕事を全うすることができず、失敗してしまうことも多くなりがちです。
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーを混同してしまう理由
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーは間違ってしまったり、混同して考えてしまうことが多いです。その理由の一つに名称が似ていることも関係しています。次に、プロジェクトマネージャーとプロダクトマネージャーが間違えられやすい理由を紹介します。
略称が同じ
上記でも紹介したようにプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーを略するとどちらもPMとなります。そのため、文章中などにPMと表記されていてもプロダクトマネージャーのことを示しているのかプロジェクトマネージャーのことを言っているのか判断することが難しいです。
最近ではプロダクトマネージャーのことをPdMと呼ばれ、プロジェクトマネージャーのことをPjMと呼ばれることも増えてきており、略称でもどちらのマネージャーのことを示しているのか分かるようになっています。
同じ仕事内容をすることもある
プロダクトマネージャーはプロジェクトマネージャーから派生して生れた役職であるため、似ている仕事内容を行うこともあります。そのため、プロジェクトマネージャーとプロジェクトマネージャーを混同してしまいやすいです。
認知度が低い職種である
上記でも紹介したようにプロダクトマネージャーは最近できた役職であるため、認知度も低いです。そのため、プロジェクトマネージャーの役職は知っていてもプロダクトマネージャーという役職を知らない人も多いのではないでしょうか。
まとめ
プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーという役職があり、それぞれ共通していることもありますが、仕事内容や求められるスキルなどに違いがあります。プロジェクトマネージャーからプロダクトマネージャーの仕事をする場合もあり、仕事内容や考え方が大きく変わってしまうため、異動するのであれば、慣れるまで時間がかかることを覚悟しておきましょう。
