qaエンジニアという職業があることを知っているでしょうか。エンジニアとあるため、IT関係の仕事ではありますが、一般的なエンジニアとの違いもあり、きついと感じやすい要因もあるので紹介していきます。
きついと言われやすいqaエンジニアの仕事内容
qaエンジニアの仕事はきついと言われる場合が多く、実際きつい仕事内容もあります。人によってはきつい仕事でもやりがいに感じることができる場合もあるので、感じ方は人それぞれです。しかし、きついと感じてしまうと長く働くことができなかったり、働くことに楽しさを見出せなくなってしまいやすく、離職する原因にもなります。
次に、qaエンジニアの仕事できついと感じやすい要因を紹介するので、もし同じ仕事をすると想定してきついと感じるのかきついとは感じないのかを知るようにしてはいかがでしょうか。きついと感じないようであれば、qaエンジニアに向いている可能性があります。
製品のテストを行う
qaエンジニアとは、製品やサービスの品質保証をする仕事であるため、ユーザーが使いやすく仕上がっているのかや本当に紹介しているような仕上がりになっているのかを確認します。そのためには、完成した製品を実際に使用してみたり、分析する必要があります。エンジニアになることに物作りをすることが好きである場合も多いですが、qaエンジニアの場合は基本的に物作りではなく、テストをすることが仕事内容になります。
人によってはやりがいを感じることができず、新しいプログラムなどを作成したい人程きついと感じやすいのではないでしょうか。
テストケースを作る
qaエンジニアのテストをする仕事内容になりますが、単純に製品を使用してみるだけではなく、さまざまな想定ができるテストケースを作成する必要があります。例えば、製品の耐久性を調べる場合はどのような方法で耐久性を調べるのかを考えることです。モバイルバッテリであれば、本当に紹介されている回数充電することができるのかを調べたり、家電製品であれば、どの程度の時間使用することができるのかを調べます。
しかし、テストケースは製品の種類によっては過去に使用したテストケースで代用できる場合もあり、作業も単調になりやすいです。その結果、仕事に関して楽しむことができず、きついと感じてしまうこともあります。
レポートを提出する
qaエンジニアはテストをするだけではなく、テストの結果をレポートに記して開発リーダーに提出しなければなりません。発生した不具合の回数や症状の特徴を知る必要があり、不具合が発生した場合にどのようにすれば再発することを防ぐことができるのかの対策案も考える必要があります。レポートを提出して一連のqaエンジニアの仕事は一区切りになります。
qaエンジニアは理系の人が働いている場合が多く、文系のようにうまくレポートを作成することができない場合もあり、きついと感じやすい原因でもあります。反対の文系でqaエンジニアになっていれば、レポート提出はきついと感じにくいのではないでしょうか。
qaエンジニアがきついと言われる理由
上記でもqaエンジニアの仕事がきつい理由を紹介しましたが、その他にもきついと感じられやすい原因があります。次に、qaエンジニアの仕事内容のなかでもきついと感じやすいものを紹介していきます。
単純作業になりやすい
上記でも紹介したようにqaエンジニアの仕事は単純作業になりやすいです。単純作業が苦にならない人でも長く続けていると次第にきついと感じやすくなってしまいます。基本的に上記で紹介した仕事を繰り返していくため、慣れてきたときに最も単純作業がきついと感じやすいです。しかし、まったく同じ仕事をするのではなく、多少なりとも違いはありますが、根本的な仕事の流れは似ている場合が多いです。
単純作業を長く繰り返していると緊張することもなくなってしまいやすいです。ただし、単純作業でもミスが許されない仕事でもあるため、人によってはプレッシャーを感じてしまいやすいです。
コミュニケーションがうまくいかない
qaエンジニアはテスト結果をレポートにまとめ提出する必要がありますが、口頭で伝えなければならない場合もあります。その際に不具合が発生したことを伝えても開発リーダーが認めない場合もあり、きついと感じやすいです。製品を開発するチームも不具合が起きないように作成しているため、完成後に不具合があることを指摘されるとどうしても良い気分になることができにくいのではないでしょうか。
そのため、仕事内容だけではなく、人間関係できついと感じてしまうこともあります。開発チームと対立してしまうことも珍しくありません。
キャリアアップができにくい
qaエンジニアはキャリアアップすることが難しい職業でもあります。他のエンジニア関係であれば、キャリアアップすることができ、仕事の幅を広げることができたり、年収を高めることも期待できます。例えば、プログラマーから働き出し、システムエンジニア、プログジェクトマネージャーのように次第にキャリアアップすることができます。
その点qaエンジニアはエンジニアの種類のなかでも特殊であり、経験を積めばある程度仕事の幅を広げることはできますが、qaエンジニア内の仕事となりやすいです。
作業期間が決められている
qaエンジニアだけではなく、IT業界全体に言えることですが、作業期間が決められていることにきついと感じやすいです。製品のテストを依頼されれば、いつまでに終わり結果を知ることができるのかをクライアントや開発チームから言われやすく、納品期限もあります。それまでに仕事を完了させる必要があり、余裕のある期間が設けられていない場合も少なくありません。また、急に納品期限の短縮が決定されてしまうこともあり、精神的だけではなく、体力的にもきついと感じやすいです。
きついと言われやすいqaエンジニアに向いている人
きついと言われやすいqaエンジニアの仕事ですが、なかには向いている人もいます。向いている人であれば、きついと言われやすい仕事内容でも苦痛に感じることがなく、無難にこなすことができます。qaエンジニアになることを目指しているのであれば、自分が向いているのか向いていないのかを知るようにしましょう。
不具合の発見にやりがいを見出せる人
qaエンジニアの仕事の大半がテストであり、不具合の調査です。そのため、これらの仕事内容に対して魅力的と感じることができないのであれば、向いていない可能性が高く、やりがいを見出すことができる人であれば向いていると言えるのではないでしょうか。
プログラミングスキルがある人
qaエンジニアに限った話ではありませんが、qaエンジニアになりたいのであれば、プログラミングスキルを身に付けておくことをおすすめします。他のエンジニアとは違い、プログラミングスキルの必要性は低いですが、身に付いていればさまざまな状況に対応することができ、就職できる可能性を高める効果も期待されています。
まとめ
ここでは、qaエンジニアの仕事できついと感じやすいことや向いている人の特徴などを紹介しましたが、参考にすることができたでしょうか。もし、qaエンジニアやプログラマーになることを目指しているのであれば、参考にしましょう。