0 sreという言葉の意味を知っているでしょうか。IT関係の仕事をしていれば聞く場合の多い言葉です。ここでは、serについて詳しく紹介するので参考にしてください。
sreをわかりやすく解説
sreと聞いてもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。sreとは、サイト・リライアビリティ・エンジニアのことであり、わかりやすく説明すると新しいサービスの運用方法などを考える仕事となります。また、単に運用できるだけではなく、障害などでユーザーが使用できなくなってしまうことを未然に防ぐことが大前提となっています。sreを企業内に導入することでさまざまなメリットを得ることもできるので、最近ではsreと導入している企業は増えている傾向があります。
sreの仕事内容とは？わかりやすく解説
sreはエンジニアの一種ではありますが、一般的なエンジニアとは作業内容が異なります。そのため、sreになることを目指しているのであれば、まずは仕事内容から把握するようにしましょう。次に、sreの仕事内容を紹介するので、仕事内容をうまく把握しきれていない人は参考にしましょう。
手作業を自動化
sreの仕事は運用しているサービスの効率化が求められるため、現在手作業でしている仕事をシステムなどを導入して自動化することです。手作業から自動化することができれば、作業時間を短縮することができ、従業員の負担を軽減することも期待できます。したがって他の作業に集中することができるようになったり、ヒューマンエラーを未然に防ぐ効果も期待できます。最近ではさまざまな作業が自動化されつつあるので、sreの仕事内容としては基本となりやすいです。
安定したシステムの運用
上記でも紹介したようにのsreの仕事には安定したシステムの運用があります。わかりやすく説明するといくら実用性のあるシステムであってもトラブルの発生回数が多かったり、通信障害で一時的に利用することができないとユーザーは離れて行きやすく、実用性も下がってしまいます。このままでは本来の性能を発揮することができないので、いかに通信障害が起きないようにするかが運用時に求められます。
また、安定した運用をすることができれば、ユーザーからの信頼を得ることもでき、そこから大きな利益を生むことも期待することができます。
使用する前のトラブル対応
sreの仕事内容に完成したシステムを納品する前に異常やトラブルが発生しないかのテストがあります。信頼できるサービスを提供することがsreの仕事であるため、運用する前にテストすることは当然でもあります。また、システムに異常が無くても運用を開始したときの条件によってトラブルが発生してしまうこともあります。
わかりやすく説明すると運用を開始したときに多くの利用者がアクセスをするとどうしても回線が混雑してしまいやすく、安定したサービスをユーザーに提供することができなくなります。そのため、sreは仕上げたシステムだけではなく、さまざまな状況で起こり得るトラブルの原因を知らなければなりません。
sreに必要とされるスキルとは
sreとして活躍する場合や目指す場合には必要とされるスキルがあります。スキルがあれば、より幅広い仕事を任されるようにもなります。そのため、sreとして活躍したいのであれば、次に紹介するスキルが身についているのかを確認しましょう。もし身についていないのであれば、早めに身に付ける努力をしましょう。
サーバーの運用経験
サーバーの運用経験があれば、sreとして即戦力と認められやすくなります。サーバーの運用方法を把握していれば機能を最大限発揮することができ、開発するシステムも問題なく稼働しやすくなります。また、トラブルが発生したときにもサーバーが原因である可能性もあるため、運用経験が大きな武器になるでしょう。
ネットワークの知識
sreにはネットワークの知識も必要になります。開発したシステムはネットワークを利用することがほとんどであるため、ネットワークの知識が無ければ、開発するシステムの幅が狭くなってしまいやすく、トラブル対応にも遅れてしまいやすいです。トラブルはさまざまな要因で発生してしまいますが、素早く対応するかどうかで信頼度も変わってきます。
ネットワークの知識があれば、開発したシステムに異常があるのかネットワーク自体にトラブルが発生しているのかを把握することができます。
sreに必要となる資格とは
sreになることを目指しているのであれば、資格を取得することをおすすめします。ただし、sreになるためには知識や経験があればなることができるので、資格は必須条件ではありません。しかし、資格があれば、それだけ知識があることの証明になり、即戦力であることにもなります。また、sreとして活躍している最中にも資格を取得することはできるので、就職前でも就職後でも資格を取得するタイミングはあります。
次に、sreに求められる資格を紹介していくので、どのような資格なのかや受験方法なども紹介していきます。
DevOpsプロフェッショナル
DevOpsプロフェッショナルの資格はDevOpsについての資格であるため、sreとして働く際に取得しておくことで仕事の幅が広がりやすくなります。すでにDevOpsを使いながら仕事をしている人であれば、知識も身についている可能性が高いです。合格するためには65％以上正解する必要があり、比較的難易度は易しいのではないでしょうか。そのため、経験が無くても合格できる可能性は高いです。試験は随時行っており、料金は26,501円であり、選択問題となっています。
Cisco Certified DevNet Associate認定
Cisco Certified DevNet Associate認定の試験はアプリの開発やセキュリティに関してなどが試験内容となっている資格です。Cisco Certified社認定の資格であり、合格率は非公開ですが、中級クラスの資格となっています。そのため、この資格よりも上位種の資格も用意されているので、合格した場合やよりスキルを高めたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみにソフトウェアの開発経験が1年以上あることが推奨されている試験でもあるので、受験する際の目安にしましょう。料金は36,960円となっており、随時受験することが可能です。
AWS認定
Amazon Web Servicesに関する資格がAWS認定であり、取得しておくことをおすすめできる資格です。Amazon Web Servicesはさまざまなサービスやアプリ開発で使用される場合が多いクラウドサービスでもあるため、求められる傾向も高いです。料金は基本的に16,500円ですが、さまざまな種類の資格があるため、受験する前に確認することをおすすめします。
まとめ
sreとはユーザーが安心して利用できるサービスを開発したり、保守点検する職業であり、さまざまな作業を自動化することもあります。sreとして活躍したいのであれば、知識を身に付けたり、資格を取得することをおすすめします。
