0 プロジェクトマネージャーになりたくてもなる方法が分からない人もいるのではないでしょうか。ここではプロジェクトマネージャーになるまでの道のりやなれる方法なども紹介していきます。
プロジェクトマネージャーとは
プロジェクトマネージャーになるためにはプロジェクトマネージャーとはどのような仕事をする役職なのかを知らなければなりません。プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者であり、さまざまなことを決め、指揮をする仕事内容です。クライアントから依頼を受けどのようなシステムを求めているのかを知ることから始め、プログラムの草案を決めてからどのようなシステムに仕上げるのかも決定します。
そのほかにもプロジェクトに参加する人選をしたり、予算なども決めなければなりません。プロジェクトマネージャーはエンジニア関係の仕事の延長線にある役職ではありますが、エンジニアとは違いマネジメント要素が強い特徴があります。そのため、エンジニアのように直接システムを作り上げる作業は行わないことがほとんどです。
プロジェクトマネージャーになるための道のり
プロジェクトマネージャーになるためには長い道のりを進んでいかなければなりません。そのため、少し努力すればなれるというわけではなく、誰でも簡単になれる役職でもありません。将来プロジェクトマネージャーになることを目指しているのであれば、どのような道のりでプロジェクトマネージャーになれるのかを知っておくようにしましょう。そうすることで将来の道筋を立てることもできやすいです。次に、プロジェクトマネージャーになるまでの道のりを紹介します。
経験を積む
プロジェクトマネージャーになるためには、まず経験を積まなければなりません。エンジニアとしてのスキルや知識を身に付け、さまざまなシステムを作り上げることを経験していれば、プロジェクトマネージャーになったときにも役立ちます。上記でも紹介したようにプロジェクトマネージャーになるとエンジニアとしての仕事内容は行わなくなる可能性が高いため、エンジニアの知識や経験はプロジェクトマネージャーに必要ないと考えてしまいやすいです。
しかし、エンジニア知識や経験はクライアントからどのようなシステムを求めているのかを知ったときに、どのようなシステムにすれば良いのか考えやすくなります。したがって未経験からプロジェクトマネージャーになるためにはまずエンジニアとして働き始めるようにしましょう。
リーダー職に就く
エンジニアとしての経験や実績を積むことができたのであれば、次はプロジェクトリーダーを目指しましょう。プロジェクトリーダーはプロジェクトに参加している部門の責任者になります。エンジニア時代の上司に当たる役職である場合が多いです。プロジェクトマネージャーは指揮する役職であるため、まずはリーダーになって人に物事を伝える能力や責任を感じながら仕事をするようにしましょう。
エンジニアからいきなりプロジェクトマネージャーになると仕事内容が大きく変わってしまうため、負担が大きく失敗してしまいやすいです。そのため、一度プロジェクトリーダーになり、エンジニアとは違った見方で仕事に取り組むようにしましょう。
資格を取得する
プロジェクトマネージャーになるために資格が必ず必要になるというわけではありませんが、あればそれだけ有利にプロジェクトマネージャーになることが期待できます。そのため、少しでも早くプロジェクトマネージャーになりたい場合は資格を取得するようにしましょう。プロジェクトマネージャーになる際に必要とされる資格にはプロジェクトマネージャー試験やPMP試験が有名です。しかし、これらの試験は難易度が高く、合格率は2割を切っていることもあります。
したがってプロジェクトマネージャーに有利になる資格を取得しようとしているのであれば、早めに試験勉強を開始するようにしましょう。
プロジェクトマネージャーになれる年齢
プロジェクトマネージャーになるまでの道のりを知るうえで何歳くらいでプロジェクトマネージャーになれる可能性があるのかは将来予想をする際に重要になります。一概には言えませんが、10代後半から20代でエンジニアとして働いているのであれば、プロジェクトマネージャーになれる年齢は30代から40代である場合が多いです。
しかし、ずっとエンジニアとして働いていれば年数が来ればプロジェクトマネージャーになれるわけではなく、上記でも紹介したようにスキルと知識、経験、実績などが必要になります。
プロジェクトマネージャーの年収について
プロジェクトマネージャーを目指す際の指針になりやすい年収ですが、600〜800万円前後であることが一般的です。ただし、成果や能力などによって年収は大きく変動し、場合によっては年収1000万円を超えることも考えられます。上記で紹介したプロジェクトマネージャーになれる年代で600〜800万円の年収は決して低いわけではないため、年収を目標としてプロジェクトマネージャーを目指してみてはいかがでしょうか。
多くのプロジェクトを成功に導くことで自分自身の評価を高めることもでき、さらなる年収アップを狙うこともできます。
プロジェクトマネージャーになることの注意点
プロジェクトマネージャーになる際に注意しなければならないことや事前に知っておくべきことがあります。普段からプロジェクトマネージャーが仕事している姿を見ていれば知っている場合もありますが、憧れでだけでプロジェクトマネージャーを目指している人ほど気付きにくいです。次に、プロジェクトマネージャーになることの注意点を紹介します。
大卒や専門校卒が有利になりやすい
プロジェクトマネージャーになる際に学歴が関係してくる場合があり、大卒や専門高校を卒業している人に対して高卒では採用されにくい傾向があります。ただし、必ずしも高卒が悪い影響を与えるというわけではなく、学歴不問で求人している場合も少なくありません。しかし、一部の試験を受ける際に条件が設けられており、学歴によって受験資格が変わる場合もあるので注意しましょう。
トラブルが起きた時に大変
プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者であり、なにかトラブルがあれば全ての責任はプロジェクトマネージャーになってしまいます。そのため、クライアントに謝りに行ったり、自分が務めている企業の幹部などにも謝罪をしなければならないこともあります。
板挟み状態になりやすい
プロジェクトマネージャーはクライアントとプロジェクトメンバーと板挟みになりやすいです。例えば、クライアントからは短い納期を求められ、プロジェクトメンバーからは対応できないという状況になることもあります。このような場合は双方の意見を聞き入れ、スケジュールを見直さなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネージャーの仕事は責任が伴う仕事であるため、重責に感じてしまうことも少なくありません。しかし、エンジニアとはまた違った仕事内容になるため、人によってはエンジニアよりもプロジェクトマネージャーの仕事の方が性に合っていると感じることもあります。プロジェクトマネージャーを目指しているのであれば、エンジニアとしてやプロジェクトリーダーとしての仕事を全うし、経験や実績を積むことから始めましょう。
