職業によって向き不向きがあり、エンジニアの職業にも当てはめることができます。ここでは、エンジニアに向いている人の特徴や必要とされる能力なども紹介していきます。
エンジニアに向いている人の特徴
エンジニアに向いている人であれば、仕事にやりがいを見出すことができたり、苦痛に感じない可能性が高いです。また、長く働くこともできるので、年収が上がりやすく、キャリアアップも目指すことも可能です。次に、エンジニアに向いている人の特徴を紹介するので、エンジニアになることを目指しているのであれば、当てはまっているのか確認してみてはいかがでしょうか。
デスクワークが苦にならない人
エンジニアはパソコンでの作業がメインになるため、デスクワークに分類される場合が多く、長時間座り続けての作業が苦にならない人におすすめです。そのため、体を動かすほうがストレスに感じない人やじっとしていることに苦痛を感じてしまいやすい人はエンジニアに向いていない可能性があります。過去にデスクワークをしている経験があれば判断しやすいですが、初めての仕事がエンジニアの場合は自分がデスクワークに向いているのか向いていないのか判断することが難しいです。
受け身の人
エンジニアには受け身の人の方が向いている傾向があります。その理由はエンジニアは下請けのような感じで仕事をするからです。ただし、エンジニアの種類によっては受け身だけでは良くない場合もあります。エンジニアやプログラマーの場合はシステムエンジニアが作成した設計書通りにプログラムを構築するため、受け身の人の方が向いている傾向がありますが、システムエンジニアの場合はクライアントから話を聞いたうえで計画書を作成することになります。そのため、場合によっては自分の意見を言わなければならない場合もあります。
将来性のある仕事をしたい人
将来性のある仕事をしたいと考えている人にもおすすめです。将来性のある仕事であれば、需要が極端に低下してしまう心配もなく、安心して長く働くことが期待できます。また、需要が高まれば年収が高まる可能性もあります。最近はさまざまな商品にプログラムが採用されているので、エンジニアなどのIT関係の職業は将来性が高いと言えます。そのため、将来性のある仕事をしたいと考えているのであれば、エンジニアがおすすめです。ただし、将来性だけを職業選びの基準にしてしまうと作業内容が性格に合わない可能性もあるので注意しましょう。
キャリアアップしたい人
将来キャリアアップしたいと考えている人はエンジニアに向いている可能性があります。さまざまな職業でも実績や経験を積めばキャリアアップすることが期待でき、エンジニアもキャリアアップすることでシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーになることができます。キャリアアップすることでやりがいを見出すことができたり、年収を高めることも可能です。ただし、キャリアアップすることで仕事内容が大きく変わってしまい、エンジニアには向いていてもキャリアアップ先では向いていない可能性も出てきます。例えば、エンジニアは技術職となりますが、プロジェクトマネージャーの場合は営業職よりになるので、仕事内容も大きく変わります。
残業が苦にならない人
エンジニアは他の職業と比べて残業が多くなりやすい傾向があるため、残業が苦にならない人におすすめです。また、残業代でより多く稼ぎたい人にも向いています。エンジニア関係の仕事は人材不足が続いているため、仕事量に対して作業する人員が不足している傾向があり、その結果一人の負担が多くなりやすく、残業になってしまいます。また、急な計画の変更が指示されてしまう場合も多く、この場合も納品期限に間に合わせるために残業になる可能性が高いです。ただし、最近では働き方改革によって残業を減らすように工夫されているため、以前のように残業時間が多くなってしまっている企業は減ってきています。
エンジニアに向いている人で必要とされる能力
上記で紹介した条件に当てはまっているのであれば、エンジニアに向いている可能性がありますが、必要とされている能力がなければ、採用される可能性が低くなってしまいます。他の職業もあてはめることができますが、向いているだけでは就職することはできないので、エンジニアになりたいのであれば、次に紹介する能力を身に付けるように努力してみてはいかがでしょうか。
最低限のコミュニケーション能力
エンジニアの仕事はコミュニケーションが必要とされるため、最低限のコミュニケーション能力が必要となります。そのため、エンジニアに向いている人でもコミュニケーション能力が低いと仕事中に支障が出てしまう可能性があります。特にキャリアアップをしてシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーになるほどコミュニケーション能力が求められます。
プログラムを作成能力
エンジニアにはプログラムを作成する能力が必要とされる場合が多く、プログラマーとしての経験やスキルも求められやすいです。そのため、エンジニアになる前にプログラマーになる場合も多く、プログラマーの経験があれば、エンジニアになれる可能性も高まります。プログラムを作成するスキルは学校や講習などでも身に付けることができ、最近では小学校からプログラミングの授業があることも多いので、エンジニアになるための能力や知識が身についている可能性も高いのではないでしょうか。
向いている人がエンジニアとして働くときの雇用形態の違い
エンジニアに向いている人であれば、エンジニアを目指すことをおすすめしますが、エンジニアでもさまざまな雇用形態があることを知っているでしょうか。雇用形態が変わることで働き方にも違いが出るため、どのような雰囲気で働きたいのかを決めることでどのような雇用形態で就職すれば良いのか判断することができます。次に、正社員と派遣やバイトとの違いを紹介します。
正社員の場合
正社員として働くことは安定した収入を得ることができ、実績を積むことができれば、キャリアアップをすることも可能です。また、企業によっては資格を取得する際にサポートしてくれる場合もあります。ただし、残業が多くなってしまう場合もあるので、就職活動をする際に残業時間の平均を知るようにしましょう。
派遣やバイトの場合
エンジニアの仕事は派遣やバイトとしても働くことができます。正社員とは違い、残業になってしまうリスクが低いので、残業なしでエンジニアの仕事をしたい人におすすめです。また、バイトであれば、副業として収入を増やすことも期待できます。しかし、派遣やバイトの場合は基本的な作業しか任されない可能性があり、人によってはやりがいを見出すことができない場合もあります。
まとめ
エンジニアに向いている人であれば、エンジニアになることを目指してみてはいかがでしょうか。人には向き不向きがあるため、向いていない人がエンジニアになることも可能ですが、離職率が高くなってしまいます。また、エンジニアに向いている人でもエンジニアの仕事内容などをよく確認してから目指すか違う職業で働くかを決めるようにしましょう。